旅育とはどのようなもので、どんなメリットがあるのでしょうか?
子供と一緒に家族旅行すると子どもの体や心の成長にも役に立つと言われていますが、具体的にどのようなことがあるのでしょうか。
子供が小さい頃は、家族そろって旅行に行く機会も多いものですよね。
最近では、ただ旅行に行くのではなく、「旅育」を行う家族が増えてきていると耳にします。
旅育は旅行に行きながら子供に様々な事を学ばせたり、体験させることができるという点から注目されつつあります。
そこで今回は、旅育とはどんなものなのか、そして旅育の旅行プランの立て方などについてご紹介します。
旅育とはどんなもの?
旅育と聞くと何となくわかるものの、具体的にはあまりピンとこないですよね?
旅育とは、旅行をすることで普段の日常では体験できないことを実際に行い様々なことを学んでいくというものです。
旅育と一言に行っても様々な学び方があります。
旅育でどんなことが学習できる?
旅育ではどんなことを学ぶことができるのでしょうか?
旅行をすること自体が、
- 行ったことのない場所
- 見たことのないもの
- その土地の建物や食べ物
などに触れることで学びとなります。
しかし、それだけではありません。
旅行先で
- たくさんの人と接する
- 旅先での様々な体験学習を行ったりする
というのも旅育と言えます。
他にも、
- 子供が旅行のプランを立てる
ということも旅育となります。
学校で行われる宿泊学習や修学旅行も旅育の一環と言えるのです。
旅育のメリットはなに?子供にどんなことが役に立つ?
旅育という言葉を聞くと、それだけでよいものだというイメージを持つ人もいるかと思います。
しかし、旅育にはどのようなメリットがあるのかと具体的に聞かれると、返答に困ってしまうのではないでしょうか。
そこで旅育のメリットをいくつか具体的にご紹介します。
子供のコミュニケーション力を高める【1】
旅行では、現地の人や同じく旅行に来ている人など様々な人との出会いがあります。
その中でたくさんの人と接することでコミュニケーション力を高めることができます。
そして分からない所は子供が聞くようにするなど、様々な人と話す機会を作ってあげることが大切です。
特に海外旅行の場合には、初めての言語や文化に触れることで、よりコミュニケーション力を高めることが期待できます。
子供の知識を増やすことができる【2】
旅行と言えば、知らない土地に出かけることで普段見ることのできないものを見たり普段聞くことができないことを聞いたりできますよね。
他にも、その土地の
- 歴史
- 文化
などに触れることで、知識を増やすことができるのです。
子供のチャレンジする気持ちを高めることができる【3】
旅行に行くと、場所によっては様々な体験ができるところも少なくありません。
普段やったことのない未知なものに挑戦することで、チャレンジするという気持ちを高めることができます。
その結果、普段の生活でもチャレンジをしようという気持ちを持ってくれるようになります。
旅育は大人にもメリットがある!
旅育と聞くと、大人が子供のためにセッティングし、子供にたくさんのメリットをもたらすものというイメージがありますよね。
しかし旅育は子供だけではなく、大人にもたくさんのメリットがあるのです。
例えば、子供のみが体験をしているというときには、大人は子供の姿を遠くから見守りながら子供から離れてゆっくりと休むことができます。
他にも、子供が体験する前に大人が見本を見せ、子供のお手本となることで尊敬される親となることができます。
旅育プランの組み方のポイントとは?
旅育のプランを組むとき、どのようなことに注意するのがポイントなのでしょうか?
旅育というのは、普段の家族旅行とは少し違ってきます!
その為、旅のプランを立てる時も旅育に向けプランを立てることが必要となってきます。
しかし、初めて旅育を使用と考えている人は、どのようなプランを立てればいいのか、そしてどのようにプランを立てればいいのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこでここでは旅育のプランの組み方をいくつかご紹介します。
子供の年齢に合った旅育のプランを立てよう【1】
旅育と一言に行っても、その内容は子供の年齢ごとに違ってきます。
幼稚園の子供の場合の例
幼稚園の子供であれば、まだ学ぶことは難しいと思うかもしれませんが、社会のルールを学ぶことができます。
公共の乗り物の中では静かにするということなら、幼稚園・保育園児でも学ぶことができます。
年長さんなら時計で時間を確認しながらというのもいいですね。
大きくなったら旅先を地図で確認してみたり、博物館や資料館などでしっかりと学ぶこともできますね。
子供に旅育プランを考えてもらう【2】
小学生でも、高学年くらいになるとある程度しっかりとしてくるものですよね。
そんな子には、思い切って旅育のプランを考えてもらうというのも勉強になります。
小学生の子供の場合の例
小学生高学年の子供には大まかな行先だけを伝え、後はガイドブックや地図などを渡して、
- 立ち寄る博物館や資料館
- 食事する場所
- 宿泊する場所
などを決めさせてみてはいかがでしょうか?
数字に強い子なら、公共機関の時刻表を見せて、どの時間の電車に乗るかなども細かく決めてもらうというのもいいかもしれませんね。
他にも、自分の持ち物は自分で準備させるなど、旅行前にも学ぶところはたくさんありますよ。
移動時間もしっかり活用しよう【3】
子供と遠くへ旅行をする時に気になるのが移動時間ですよね。
ついつい退屈で子供におもちゃやゲームを与えていませんか?
しかし、せっかくの旅行ですから移動時間も活用してみましょう。
移動時間の過ごし方の例
例えば、男の子なら周りで走っている自動車の車種を話すのもいいですね。
他にも、車のナンバーを使って計算をして楽しむという方法もありますよ。
公共機関での移動なら、窓の外の風景を見たり、建物を観察してみましょう。
旅育は準備から始まっている!
旅育は、ただ旅行の時間だけが学ぶ場という訳ではありません。
旅の計画や準備も旅育の一つです。
例えば、
- 宿泊をするのなら、何が必要なのかを考えさせ、自分で荷物の準備をさせる
- 旅行の計画を立てる時も親だけではなく子どもにも参加させて、行きたい場所などの意見を聞く
というのもいいですね。
そうすることで、子供にとっても旅行が楽しみになります。
高学年の子供なら、事前に旅行先で調べることなども盛り込んでおくとより勉強になりますよ。
旅育プランが立てにくい時には旅行代理店を利用するのもあり!
初めて旅育を行おうと考えても、なかなかプランを立てにくいという人もいるのではないでしょうか?
そんな時には、旅行代理店を利用するという方法もありますよ。
旅行代理店では、旅育が注目されているということもあり、たくさんの旅育プランを用意しているところもあります。
旅行代理店が提供している旅育プランをそのまま利用するという方法もありますが、旅育プランを参考に自分たちのプランを作ってみるという方法もあります。
ただ、旅行代理店の旅育プランの場合には、個人では体験できない内容が含まれていることも少なくないので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
旅育と聞くと、どうしても少し硬いイメージがあります。
しかし、旅育だからと言って旅行をただの学びの場だけにする必要はありません。
それでは逆にせっかくの旅行が楽しくなくなってしまいますよね。
旅育というのは、普段の日常から離れて知らない場所に行き、その土地の事を学ぶだけでも十分に達成することができます。
他にも、その場所でなければできない体験プランなどもたくさんあるので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
他にも、高学年の子供ならいくつか目的を決めておくのもいいかもしれませんね。
お金をかけずに、なるべく大人の力を借りずに子供だけでいろいろやらせてあげるのも一つの方法です。
子供との旅行はそれだけでも十分に旅育になります。
数少ない旅行の機会ですから、親子共々楽しみながら学んで成長していきたいですね。
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